2023年度の説教要約 (新しい順)
苦しむことも恵みとして

フィリピの信徒への手紙 1章27節~30節
使徒パウロは、「ひたすらキリストの福音にふさわしく生活を送りなさい」と言って、ただ一筋にキリストのしもべとして生きるよう勧めます。それは「共に戦う」と言われるように、労苦をともないます。ですから、…
キリストの福音にふさわしく

フィリピの信徒への手紙 1章27節
27節の冒頭の「ひたすら」とは「ただ一つ、もっぱら」という意味の言葉です。信仰者とされてどのように生きるのか。御言葉と教理の学び、教会の諸集会への出席、社会で福音の証に努めることなどを考えるかもしれ…
信仰の喜びと誇り

フィリピの信徒への手紙 1章25節~26節
使徒パウロは、25節で、「こう確信していますから、……いつもあなたがた一同と共にいることになるでしょう」と言って、天の御国に憧れながらも、地上において伝道者として生きる決意を示します。「わたしが再びあ…
生も死も

フィリピの信徒への手紙 1章21節~24節
使徒パウロは、生きることと死ぬこととの間で板挟みになっていると言います。生きるとは、普通もちろん、だれもが生きようとするものでしょう。ところが、普通ならばだれでも遠ざけておきたい死について、「死ぬ…
キリストがあがめられるように

フィリピの信徒への手紙 1章18節~20節
使徒パウロは、不純な動機からキリストを宣べ伝える者たちがいると指摘しますが、「わたしはそれを喜んでいます。これからも喜びます」と言いました。パウロのこの喜びの理由はもう一つあります。19節に「という…
愛の心で真実から

フィリピの信徒への手紙 1章15節~18節
人が何かに真剣に取り組む原動力は、どこから出てくるのでしょうか。料理ならば、おいしい料理を食べてほしいと願うからでしょう。あるいはまた、料理コンテストなどでは勝ちたい気持ちが原動力になるでしょう。…
福音の前進

フィリピの信徒への手紙 1章12節~14節
使徒パウロは牢獄に捕らえられていました。監禁されて、死ということが頭に浮かぶ状況であり(1:20,21)、大きな不安を感じていたでしょう。福音を宣べ伝えることができないばかりでなく、福音が危険視される懸念も…
前のものに全身を向けつつ

フィリピの信徒への手紙 3章12節~16節
今年の標語聖句の御言葉です。「後ろのものを忘れ、前のものに全身を向けつつ」とあり、身を乗り出すようにして前に向かっていこうとする、使徒パウロの信仰の姿勢がたいへん印象的です。とても柔らかく伸びやか…
光と喜びを種蒔かれ

詩編 97編1節~12節
「神に従う人のためには光を、心のまっすぐな人のためには喜びを、種蒔いてくださる」(詩編97編11節)。とても印象的な御言葉です。神を信じる民、信仰者に光と喜びが種蒔かれるという、約束の御言葉です。この…